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闇株新聞

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「野村證券 第2事業法人部」の文庫本

| 個別企業編 | オリンパス | 2019年7月21日 |

 本日(7月20日)、オリンパス事件で実刑判決となった横尾宣政氏の著書「野村證券 第2事業法人部(2017年2月出版)」の文庫本が発売されました。

 本書はもともと横尾氏の野村證券時代の「逸話」というよりも、後半のオリンパス事件に関する部分が横尾氏の「書きたかったところ」だったはずで、文庫本でもその後半部分がかなり加筆されています(本誌も買って加筆部分だけ読みました)。

 本誌が7月17日に闇株新聞を復活させた理由は、闇株新聞が少しでも世間に認められるきっかけとなったオリンパス事件の行方は、ぜひ闇株新聞で最後までお伝えしたいと思っていたからです。いろんな理由からオリンパス事件は、まだまだ「大きな続き」があると考えますが、その前にここにきてマスコミのオリンパス事件に関する取り扱いが微妙に変化してきました。

 (もちろん闇株新聞の再開は、オリンパス事件だけを取り上げるためではなく、これまでのようにいろんな話題を掘り下げるつもりです)

 さて発売された「野村證券 第2事業法人部」の文庫本の帯には、「検察シナリオを怒りの完全論破」「人質司法の生贄 過去最長2年8か月拘留」とあり、横尾氏の主張(徹底的な検察批判)が加筆されています。

 これでは野村證券の本なのかオリンパス事件の本なのかが分からなくなりますが、文庫本の出版に合わせるかのようにこれまで「全く見向きもされなかった横尾氏の主張」がマスコミに取り上げられていることも事実です。

 さらに大きな変化は、マスコミの検察批判まで「ポツリポツリ」と出始めているところです。これまでは特に特捜部が取り扱う経済事件は、特捜部が「あらかじめ」練り上げたシナリオに沿って強引に捜査・逮捕・公判・判決と流れ、それにマスコミが批判を挟むことなど考えられませんでした。

 何が変わったのか?というと、横尾氏の加筆された文庫本にもあるように特捜部が日産自動車のカルロス・ゴーン元会長を逮捕し、108日間も拘留したことに対する内外の(外国からだけではなく日本国内からも)特捜部に対する批判が出てきたからです。
 
 横尾氏は2年8か月(966日)も拘留されていましたが、それを批判する声はこれまで全くありませんでした。

 しかし、その解釈についてはやや横尾氏の加筆された文庫本とは(ネタバレになるので引用しませんが)違うような気がするので、本誌の受け止め方を書いておきます。

 特捜部がゴーン元会長を強引に逮捕し108日間拘留したところを、まず海外から批判が出たため、「何事も外国人に弱い」日本のマスコミを含む世論が同調し、さらに森本宏・特捜部長に対する検察庁内の「反対勢力」も勢いを増したため、「そこで初めて」横尾氏の966日間の拘留や(注)、横尾氏の主張(検察批判)がマスコミに取り上げられた順番だったはずです。

 森本・特捜部長は、オリンパス事件の主任検事だったことも関係しています。

(注)横尾氏と一緒に逮捕された羽田氏も966日間(やはり実刑判決ですでに収監されています)、詐欺事件では逮捕されていない小野氏も831日間拘留されていました。また横尾氏も近々収監されるはずです。

 つまり日本のマスコミを含む世論が大きく変わったわけではなく、また検察とくに特捜部の強引な捜査もこれから大きく変わるわけでもなく、そのうちそっくりと元に戻ってしまうはずです。

 本誌が考えるにゴーン元会長は「真っ黒」ですが、むしろ特捜部も裁判所も「海外からの批判」だけは気にしたままで、中途半端な捜査と裁判に終わってしまうことが心配です。

 先ほどオリンパス事件は、まだまだ「大きな続き」があるはずと書きましたが、それは現在の一時的なマスコミの変化から暴き出されるわけではなく、すでに大きな「予兆」が現れているからです。

 それについては「近いうちに」書くつもりです。

2019年7月20日

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