横尾宣政が初めて語る、本当のオリンパス事件
【終】NEOのGPを交代した理由(07年6月1日)
06年10月、オリンパスを税務調査した東京国税局調査第一部は、その反面調査としてGCIの税務調査を開始した。
GCNVが新事業3社株を高値で購入したことを突き止めた国税局は、NEO…
2022年3月の記事一覧
横尾宣政が初めて語る、本当のオリンパス事件
【終】NEOのGPを交代した理由(07年6月1日)
06年10月、オリンパスを税務調査した東京国税局調査第一部は、その反面調査としてGCIの税務調査を開始した。
GCNVが新事業3社株を高値で購入したことを突き止めた国税局は、NEO…
| 未分類 | 2022年3月26日 |
株価操作
SMBC日興証券副社長佐藤俊弘氏を始めとして、同社の幹部らが逮捕された。株価操縦で大手証券会社の社員が逮捕されたのは、昭和47年の協同飼料事件を除いて記憶がない。協同飼料の副社長と四大証券社員が共謀し、協同飼料の増資価格を釣り上げる為に株価を買い上げた事件である。株価操作という…
横尾宣政が初めて語る、本当のオリンパス事件
【25】組織犯罪処罰法違反で逮捕されるまでの経緯
ここからの2回は、裁判が始まる直前に再々逮捕された「組織犯罪処罰法違反」について述べていく。
(A)予定主張書面
13年6月11日に、私達3人は組織犯罪処罰法違反の容疑で再々…
横尾宣政が初めて語る、本当のオリンパス事件
【24】証拠改竄(甲656号証)
(A)13年9月3日付捜査報告書(海保一恵検事作成)
有価証券報告書虚偽記載と詐欺罪の公判は13年7月17日に始まる予定だった。これらに関する証拠は13年7月17日までに提出されるのが当たり前である…
| 未分類 | 2022年3月21日 |
データベース・マーケティング 横尾宣政
先週、データベース・マーケティングで株価操縦ができるという馬鹿げた話をしたが、私が野村證券でデータベース・マーケティングを考えていた本当の目的は、非効率な顧客管理やノルマ営業を改善したいということだった。
高崎支店にいた3年間は…
横尾宣政が初めて語る、本当のオリンパス事件
【23】訴因変更
(A)証人尋問での有田証言
14年9月23日に行われた証人尋問で、群栄化学工業社長の有田喜一氏が、突然「横尾と羽田から『投資提案審議資料に記載されている事業計画は、オリンパスの取締役会で承認されている』との説明を受…
横尾宣政が初めて語る、本当のオリンパス事件
【22】法解釈に関する誤認
詐欺行為には虚偽の事実を表示して騙す「積極的欺罔行為」と、真実を告げないことによって騙す「消極的欺罔行為」がある。公判では「積極的欺罔行為」と「消極的欺罔行為」が曖昧な形で取り上げられ、法律に沿った審議は行われ…
| 未分類 | 2022年3月14日 |
株価操作 横尾宣政
先日、日興証券の幹部4人が株価操作で逮捕された。特捜部の発表によると、顧客から買い取った大量の株式を市場外で分売する際、日興証券に利益が出るように、株価の終値を操作したということである。 このような取引は、オーナー企業で行われるケースが…
横尾宣政が初めて語る、本当のオリンパス事件
【21】詐欺罪
前回までは、粉飾関連の話とそれに伴う金融商品取引法違反の判決について述べてきたが、ここからの4回は、群栄化学工業に対する詐欺罪の判決について説明していく。
群栄化学工業への詐欺というのは、新事業3社の第三者割当増資…
横尾宣政が初めて語る、本当のオリンパス事件
【20】08年3月の新事業3社株売買
08年3月に、オリンパスは再度3社株売買を行い、簿外にあった全ての新事業3社株をオリンパスが買い取った。それにより600億円以上の簿外損失を新事業3社の「のれん代」にすり替えた。因みに、この時の新事業…