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だいぶ謎が解けてきたゴーン被告の国外逃亡

| 個別企業編 | 日本 | 日産自動車 | 外交編 | フランス | 事件 | 2020年1月03日 |

だいぶ謎が解けてきたゴーン被告の国外逃亡

 昨年末に日本から国外逃亡し、中東レバノンに逃げ込んだゴーン被告の逃亡の謎がだいぶ明らかになってきた。

 1月2日にトルコ政府が、ゴーン被告の国外逃亡に関与したとされるパイロットなど7名を拘束している。トルコ政府は、ゴーン被告を不正な手段で国外逃亡させた「犯罪組織」がトルコを経由しているため、そこはトルコ警察の管轄となり、当然の権限で「犯罪組織」の一味を拘束したことになる。

 ただこれらパイロットらは「犯罪組織」に雇われていただけで、逃亡の全貌を理解しているわけではなさそうであるが、それでも「有益な情報」は得られるはずである。

 これに対して日本では、ゴーンを国外逃亡させたプライベートジェットに関する情報(誰の所有なのか、どこから誰を乗せて飛び立ったのかなど)がほとんど明らかにされていない。捜査上の秘密かもしれないが「真っ先に確認できるはずの情報」が明らかにされないと、かえっていろいろ疑念が生じてくるものである。今後はこういう情報もトルコ政府から提供されるはずであるが、捜査上の秘密とやらで公開されない恐れも強い。

 それからレバノン入国時にゴーン被告は自分名義のフランスのパスポートを提示したと伝えられ「いろんな憶測」を呼んだが、これはゴーン被告がフランスのパスポートを2通保持しており、そのうち1通はわざわざ東京地裁がゴーン被告に携帯を認めていたらしいことが1月2日の夜になって伝えられている。

 これも「なぜ今頃になって」との疑念を呼ぶが、これで「最も疑わしかった」フランス政府の関与は、ほぼなくなった。逆にレバノン政府や在日本レバノン大使館の「関与」がかなり疑わしくなってきたと考える。

 そこで依然として最大の謎である「どうやって日本から出国できたのか?」を再度考えてみる。

 ゴーン被告はフランスのパスポートを保有していたとしても、それを日本出国時に提示したはずがない。また保釈中のゴーン被告の自宅(保釈中はここに滞在しなければならない)の玄関先には監視カメラが設置されていたはずで、そこから堂々と出ていったとも考えにくい。しかしこれはあくまでも最低1日1回は録画テープを確認していることが前提となる。

 ところがこれも本日(1月3日)の昼頃になって、何とゴーン被告は12月29日の昼頃に一人でその自宅から「堂々」と出て行っていたことが明らかになった。少なくとも丸1日以上は、誰も録画テープを確認していなかったことになる。

 ゴーン被告は楽団を自宅に呼んで、そのまま大型楽器ケースに隠れて外出したと一部で報道されていたが、それでは誰が何のためにそんな楽団説を流したのか? だいたいゴーン被告をプライベートジェットに乗せるまではプロの「犯罪組織」が手伝ったはずで、プロならそんな余計に目立つ方法はとらないものである。

 ここで楽団説が出てきた理由は、日本出国時にどこの国が(レバノン政府かレバノン在日本大使館しかありえないが)外交特権を利用して荷物検査をすり抜けたと普通は考えるからである。ところがこの楽団説が疑わしくなると、また違った背景が浮かび上がってくる。

 英国のFinancial Times(2015年に日本経済新聞が買収している)はゴーン被告の国外逃亡に日本人の協力者がいたと伝えている。ゴーン被告が一人で堂々と自宅を出発したなら、どこかで「犯罪組織」の一味と落ち合ったとしても、本国内のどこかの空港で自分で出国手続きを行わなければならない。それはプライベートジェットを利用しても同じである。そこでゴーン被告は変装していても、他人のパスポートで成りすましていても、そこで大きな箱に入って隠れたとしても、普通は出国手続き時に「バレる」はずである。

 そこで外交特権を使ったとしても、それだけでは密かに出国はできないはずである。日本側の「誰か」の協力が必要となってくる。

 しかしプライベートジェットに関する情報が一切出てこないことや、(実際には出国時に使えないので意味がないはずである)もう1通のフランスのパスポート携帯を東京地裁が許可していた事実が「後から」出てきたことや、さらにゴーン被告が一人で堂々と自宅を出発していたことが「もっと後から」出てきたことや、さらに楽団説を誰かがマスコミに流していたことなどを考え合わせると、たくさんの違和感が残る。

 ここは肝心の日本内で「誰かが誰かを庇っている」あるいは逆に「誰かが誰かを蹴落とそうとしている」可能性が出てくる。

 また続編を書くことになりそうである。

2020年1月3日

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